園地の地面に「マルチシート」と言う名の水分を通しにくいシートを敷いて、地面になるべく水分を与えないようにするのが「マルチ栽培」です。
みかんの木に水分が吸収させることをなるべく控えることで、実が甘く仕上がります。（トマトと同じイメージです）
露地栽培と比べると、味が濃く感じます。

みかんの味を向上させるため、マルチ栽培は弊社のある御浜町からも推奨されています。このマルチシートを敷いたり、整えたり、最後は剥がしたりと、マルチ栽培はかなり大変なため、何も敷かない時（露地栽培）と比べて、みかんの価格が高くなります。
水分を与えないようにするといっても、木の状態を観察し、必要な時には水やりも行われます。

露地栽培と比べると、「メチャ甘」や「幻」に成長するミカンが圧倒的に多いです。
価格はどうしても高くなってしまいますが、そのくらい農家さんが一生懸命育てたミカンですのでご了承いただきたく存じますm(_ _)m

園地の地面に何も敷かない、自然そのままなのが「ロジ（露地）栽培」です。
雨が降れば、園地の地形や地質にもよりますが、そのままみかんの木に吸収されます。
そのため、マルチ栽培と比べると、「メチャ甘」になるみかんがとても少なく、「幻」はほぼ出てきません。
マルチシートを用いる作業が無いため、マルチ栽培と比べると価格は低いです。

光センサーによる階級分けの条件はマルチもロジも同じですが、マルチ栽培のみかんとロジ栽培のみかんを食べ比べると、ロジ栽培の方が若干薄く感じられます。
しかし、ロジ一般のみかんにも、メチャ甘ロジのみかんにもリピーター様がいらっしゃいます。
お客様毎のお好みのものを見つけて頂くのが宜しいかと存じます。